111  お化けの仲間になる

小1のHちゃん「先生、今日持ってきた本は『お化けの本』と『ばちの当たる本』だよ。先生、読んでほしい?」「うん、頼むわ」「でね、読み終わったらわたし、お化け全部と、先生と、自分を描く。」(読み終わり、絵を描き出す。私のところは横顔を。)わたし「あれ~っ、Hちゃん、先生の耳は?」「え~っ、せんせい、耳いるの?・・・しょうがないなぁ・・これでいい?」「うん、あ~よかった。・・・・・あれ~、Hちゃん先生の鼻もつけてよ、お願い。」Hちゃん「んもうっ!・・いいのっ、!私の顔にもお化けたちの顔にも鼻はないんだから。がまん、がまん、ほら、ちゃんとみ-んなにないんだよっ、わかった?」(わたしはなんだか、これでどうやらお化けの仲間になれたような気がしました。